2022.12.19
【派遣社員の履歴書】書き方のポイント&派遣の強みを生かす自己PR
派遣社員の職歴は記載する情報が多いため、履歴書を書いているうちに「なんだか見づらいな……」と悩む人がいるかもしれません。
印象のよい履歴書を作るためには、正しい書き方を知っておきたいですよね。また、履歴書の自己PRには派遣社員で得た経験を強みとしてアピールしたいと考える人も多いでしょう。
この記事では、履歴書の書き方のポイントや、派遣社員の強みを生かす自己PRについてご紹介します。
派遣社員の経験を生かした履歴書作りをしたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
派遣社員が履歴書を書く時の4つポイント
ここでは、派遣社員が履歴を書く際に大切にしたい4つポイントをご紹介します。
書き方の例と一緒に解説しますので、履歴書作りの参考にしてみてくださいね。
1.派遣元の企業名と、派遣先の企業名は分けて書く
派遣社員は、派遣元の企業と実際に働いた企業が異なるため、書き方によっては誤解を招くことがあります。
「どこの派遣会社に登録し、どこの派遣先で働いたのか」は、誰が見ても分かるように記載しましょう。くわえて、企業で経験したことが分かるような業務内容も一緒に記載します。
【書き方の例1】
令和〇 4 株式会社○○○○に登録
株式会社A社に派遣社員として就業
〇〇として○○を担当
令和〇 3 派遣期間満了につき退職
【書き方の例2】
同じ派遣会社から複数の派遣先に就業した場合は、読みやすくするために一行にまとめるとよいでしょう。
令和〇 4 株式会社○○○○に登録
株式会社A社に△△△△として派遣(令和〇年〇月)
株式会社B社に△△△△として派遣(令和〇年〇月)
株式会社C社に△△△△として派遣(令和〇年〇月)
令和〇 3 派遣期間満了につき退職
2.派遣期間が終わった場合は「派遣期間満了につき退職」と書く
派遣期間が終わった場合は、「一身上の都合により退職」ではなく「派遣期間満了につき退職」と記載しましょう。
「派遣期間満了につき退職」と書くことで、自分の意思ではなく契約期間が終わったことで仕事を離れたということを伝えることができます。
もしも、派遣の期間が終了していない時に退職した場合は「一身上の都合により退職」と記載します。
3.守秘義務協定を結んでいる場合、派遣先の企業はおおまかに記載する
守秘義務の関係で、派遣先の企業名を書けないことがあるでしょう。
その場合は派遣会社のみ記載して、派遣先は「某大手食品メーカー」などおおまかな情報を記載します。
4.正社員として働いていた期間は優先してスペースを使う
一般的には、正社員の職歴を重点的に見る傾向がありますので、正社員の職歴がある場合は優先して記載することをおすすめします。
もしも、スペースが足りなくなった時は、派遣元・派遣先・業務内容を一行にまとめて記載しましょう。
【書き方の例3】
令和○ 4 株式会社○○○○より株式会社A社に○○として派遣
令和○ 3 派遣期間満了につき退職
派遣社員の強みを生かす自己PRの書き方
派遣社員の経歴は「自分の強みにならないかも……」と不安を抱える人もいるかもしれません。
しかし、派遣社員ならではの「強み」「スキル」「経験」を持っているはずです。
ここでは、派遣社員の強みを生かす自己PRの書き方を2つご紹介します。
1.複数の勤務先を経験したことで環境に適応する力がある
派遣先の企業が変わることの多い派遣社員は、複数の企業で働いた経験があるかもしれません。
たとえ同じような職種でも、企業によって業務のやり方や環境は異なります。そのため、企業が変わるたびに、業務を覚えたり良好な人間関係を築いたりできるような臨機応変に対応する力があるといえるでしょう。一つのやり方にこだわらず、柔軟に適応できる力をアピールしましょう。
2.様々な業界や業種で働いたことで、幅広い知識や経験を持っている
色々な企業で働く中で得た「幅広い知識や経験」は武器になります。
仕事における業務の進め方や仕組みを沢山知っていることは、強みといえるでしょう。
同じ経歴でも、アピールの仕方で印象が大きく変わります。今までの経験やスキルの棚卸しを忘れずに行えるとよいですね。即戦力として働いてきたスキルを、しっかり伝えられるように準備することが大切です。
過去に派遣社員を選んだ理由
派遣社員を選んだ理由は、しっかり説明できるようにしましょう。
派遣社員で働いてきたことは立派な経歴ですが、採用する人の中には「どうして派遣社員を選んだのか?」と疑問に感じる人がいるかもしれません。
たとえば、「育児や介護のため」「(歌手などの)夢を追うため」「自身の病気や怪我のため」などの理由で派遣社員を選択していた人もいるでしょう。
その際は、「仕事と○○を両立させるため」「自分のスキルや経験を生かすため」「様々な企業で経験を積みたかったから」など前向きな理由を述べられるとよりよい印象を与えられます。
もしも正社員を目指す場合は、現在は「仕事には支障がなく働ける」「時間の縛りがなくなり仕事に専念できる」ことをしっかり伝えることをおすすめします。また、仕事のやりがいを感じたいことや、責任のある仕事に携わりたい気持ちを伝えましょう。
派遣社員の経験を強みにした履歴書を作ろう!
派遣社員が履歴書を書く時のポイントや、強みを生かす自己PRについてご紹介しました。正しい書き方を知り、自分の良さを十分にアピールできるような履歴書をつくりましょう。
また、複数の企業で働いてきた派遣社員ならではの、「経験の豊かさ」や「即戦力になるスキルの高さ」を自己PRに入れてみてくださいね。