Z世代ってどんな世代?特徴やミレニアル世代との違いを解説 |コラム|ワクプレfit

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Z世代ってどんな世代?特徴やミレニアル世代との違いを解説

Z世代ってどんな世代?特徴やミレニアル世代との違いを解説 | ライフ

よく聞く機会があるZ世代という呼び名ですが、実際にどの年代でどのような特徴があるかは、分からない人も少なくないでしょう。

この記事では、Z世代の特徴やミレニアル世代との違いなどを解説します!

Z世代とは?

Z世代とは、もともとアメリカから伝わってきた言葉で、読み方はゼット世代です。

アメリカでは、60~70年代生まれの人をX世代(generation X)と呼び始めたことがきっかけで、約10年ごとに下記のようにアルファベット順で呼んでいます。

  • X世代…1960年代~1970年代
  • Y世代…1980年代~1990年代
  • Z世代…1990年代半ば~2010年

Z世代の次は、α世代と呼ばれ始めています。(2011年頃以降~)

明確な定義はありませんが、Z世代は一般的には1990年半ば~2010年代生まれの世代と言われています。つまり、2022年末時点で、12歳から~27歳の人が当てはまります。

Z世代の特徴

ソーシャルネイティブ

Z世代の人たちは、主なコミュニケーションをSNSで行います。
ソーシャルネットサービスを日常的に使いこなしていることから「ソーシャルネイティブ」と言われています。

Z世代の人たちはSNSを通して多くの人と繋がることに慣れていて、Twitter・Instagram・TikTokなど複数のSNSを使います。また、同じSNSでもコミュニティによって複数のアカウントを使い分けている人も多く見られます。

ITリテラシーが高い

物心ついた時から、インターネットやスマートフォンが普及していたためITを理解する能力や適切に利用するスキルが高いZ世代。
パソコンよりも、スマートフォンやタブレットを使いこなしている傾向にあります。

SNSで情報収集をする

Z世代の人たちは情報収集を、テレビ・新聞ではなくSNSを使って行うことが多いです。
Y世代の時にはGoogle検索をすることを「ググる」良いっていましたが、最近ではInstagramのハッシュタグを使って検索をする「タグる」という言葉も聞かれます。

多種多様な考えを持っている

Z世代が生まれた時にはインターネットが普及していたため、世界の情勢に触れる機会が多くありました。また、SNSを通して様々な人と繋がることから、他の人の価値観や考え方を受け入れられるような傾向があります。
他の人の価値観を理解できるため、自分らしさを見つけることにも優れています。

日本における他の世代

日本でも、年代によって世代の呼び方が下記のように様々あります。

  • 団塊世代 1947年頃~1949年頃
  • 断層世代 1950年頃~1960年頃
  • 新人類世代 1961年頃~1970年代
  • 団塊ジュニア世代 1971年頃~1978年頃
  • バブル後世代 1979年頃~1983年頃
  • 少子化世代 1984年頃~1988年頃
  • ゆとり世代 1987年頃~2004年頃
  • さとり世代 1996年頃~2005年頃

Z世代は一般的には1990年半ば~2010年代生まれの世代と言われていますので、日本の近い世代は「さとり世代」とも言えるでしょう。

ミレニアル世代との共通点や違い

 
Z世代の1つ前の世代をY世代(80~90年代)と言います。また、別名ミレニアル世代とも言われています。
世代が近いので共通点もありますが、異なる点も多くありますのでご紹介します。

ミレニアル世代は、「デジタルネイティブ」と言われています。なぜなら、ライフスタイルの中心にインターネットやデジタル技術があった時代だからです。その背景には、1995年にマイクロソフトがWindows95を発売したことがあります。そのことで、パソコンを持つ家庭も増えて急速にデジタル化が進みました。ミレニアル世代はデジタルに強いですが、その後に生まれたZ世代はそれ以上と言われています。

金銭面はミレニアル世代と同じように保守的ですが、Z世代はよりコストパフォーマンスに優れた商品を求める傾向が強い。また、自分らしさを表現できる商品・パーソナライズされた商品を好む傾向にあります。

世代は理想主義で、Z世代は現実的という違いもあります。その背景は、ミレニアル世代は比較的好景気で、Z世代は比較的不況だったことも関係します。そのためZ世代は、仕事面や金銭面でも安定性を重視しています。ブランド品などの所有にもこだわらない傾向にあります。

Z世代の働き方の考え方

ワークバランスを重視

私生活と仕事どちらも充実させられるようなワークバランスを重要視する傾向にあります。
ワークライフインテグレーションという、仕事とプライベートを統合する考え方も見られることが特徴の1つです。

働き方の多様化

Z世代では、働き方が多様化していて、リモートワークや副業などを選択する人が増えてきました。
長期的な視点でキャリアを見据えていて、以前のような1つの会社で働き続けるという考えではなく、どの会社でも働けるようなスキルを身に着けることに重きを置いています。
そのため、理想の会社へ転職するハードルも低くなっています。

安定性を重要視

安定性は、どの世代でも大事なことですが、世界的な不況の時代に育ってきたZ世代にとっては、金銭面では保守的である傾向。
浪費は好まず貯金や節約への関心が強くあります。

働くときにも安定性を求める傾向が強いです。

まとめ

「○○世代だから」と言ってすべての特徴が当てはまるわけではありません。世代で決めつけるような見方はよくありませんが、世代の社会背景や特徴を知っておくことは大事なことです。

世代の近いミレニアル世代とZ世代でも、違いが多くありましたね。
それぞれの世代の社会背景を理解して、各世代の価値観をお互いに認めあうことで世代に係わらず良い関係を築いていけるでしょう。