2022.05.19
5月病とは?症状や原因と対策法を分かりやすく解説
5月病という言葉を聞いたことがありますか?
5月頃に、「集中力が続かない」「意欲が湧かない」などの症状がある方は、もしかしたら5月病かもしれません。実は、5月病とは誰でもかかりうる可能性があり、性別や年齢を問いません。
具体的な症状・原因や対策法を分かりやすくご紹介しますので、5月病のことを知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
5月病とは?症状と原因を解説
5月病の症状
5月病とは5月頃に見られやすい体や心の不調で、正式な医学用語ではありません。
症状が1~2カ月遅れることがあり、6月くらいに症状が出ることもあります。(6月病)
症状は、下記の通りです。
このような症状を感じる人は、5月病の可能性があります。
5月病の原因
5月病の大きな原因の1つは、ストレスをため込むことです。
4月は就職・異動・転職など新しい環境になる方が多く、慣れない場所で気づかないうちに無理をしてしまいます。
新しい職場の環境や、人間関係についていけないこともストレスに繋がりますよね。
また新入社員は目指していた会社に入れたということで、1つのゴールを達成して”燃え尽き症候群”になる方がいます。就職というゴールを達成したことで、目標を失ったと感じることが原因かもしれません。心にゆとりをもって、小さくても次の目標を立てられるといいですね。
5月病の対策法
5月病を悪化させないためには、ストレスをため込まないことが大切です。
ストレスを増加させないための対策法は下記の5つが有効です。
- 十分な睡眠や休息をとる
- 仲のいい人と交流する
- 笑う機会を増やす
- 趣味の時間を作る
- 不調を感じた時は病院受診を考える
十分な睡眠や休息をとる
過剰なストレスを受けると、体も疲弊します。まずは、ゆっくりと休むことが大切です。
特に気を付けたいことが、大型連休の使い方です。ゴールデンウイークの大型連休では、今まで忙しくて出来なかった予定をつい詰め込みたくなるものですよね。しかし体に異変を感じている人は、よけい疲れが溜まってしまう恐れがありますので、体と相談しながら予定を組みましょう。ゆっくりと過ごせるような休息の時間をバランスよくとれると良いですね。
思っている以上に、体は疲れを感じているものです。日ごろから意識的に睡眠をしっかりとって体を休めましょう。
仲のいい人と交流する
人と話すことで、気持ちが軽くなったという経験をしたことある方も多いと思います。親しい人と過ごすことは、ストレス解消になります。ストレスをため込みやすい人は、日ごろから信頼できる人に話をすると心の荷が軽くなるかもしれませんよ。
笑う機会を増やす
笑うことで、交感神経と副交感神経が頻繁に切り替わり自律神経が整います。
過剰なストレスがかかっていると、交感神経ばかりが優位に働き自律神経のバランスが崩れやすくなります。そのため、体が不調になりやすくなってしまうのです。
自律神経を整えるためにも交感神経と副交感神経をバランスよく働かせましょう。
- 交感神経………緊張・イライラ・恐怖・活動している時などに優位に働く
- 副交感神経……休息・安心・リラックス・休息している時などに優位に働く
笑う機会を増やせると、自律神経が整い心と体が安定しやすくなるでしょう。
趣味の時間を作る
好きなことに打ち込む時間は、日常を忘れられるためストレス発散に繋がります。
働いていると、忙しさからなかなか趣味の時間をとれない人もいるかもしれませんが、意識的に自分の時間を確保してあげることが大切です。
趣味があまりないという方は、下記のようなものがおすすめです!
- 好きな香りを嗅ぐ(アロマ・花・コーヒー・紅茶など)
- ヨガやストレッチをする
- 部屋の模様替えをする
- 自然の中でゆっくりする
- 散歩やサイクリングをする
あまりにハードなものは、体や心に負担がかかり逆にストレスへと繋がります。
“試してみよう!”と思えるものを自分のペースでやってみることをおすすめします。新鮮な気持ちになり良いリフレッシュになるかもしれませんよ。
不調を感じた時は病院受診を考える
”5月病だから時間が経てばきっと大丈夫”と放置することで、体調が悪化する可能性があります。悪化すると、しばらく職場復帰が難しくなることもあり得ます。
症状に困っている方は、心療内科や精神科などの専門の医療機関を受診することも1つの手段として考えておきましょう。
まとめ
5月病の具体的な症状や原因、対策法を紹介しました。
新しい環境は、ストレスがかかるものです。自分に合う複数のストレス解消法を知っておくと良いでしょう。
また真面目で頑張り屋の方ほど、日常的にストレスを溜めやすいです。
なんでも完璧に出来る人はいませんので、「まずは1つずつやっていこう」「最初は失敗がつきものだ」という気持ちで取り組めると良いですね。
5月の体の不調で悩んだ時は、この記事を思い出してみてくださいね。