契約社員ってどんな雇用形態?働く上でのメリットとデメリットを解説 |コラム|ワクプレfit

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契約社員ってどんな雇用形態?働く上でのメリットとデメリットを解説

契約社員ってどんな雇用形態?働く上でのメリットとデメリットを解説 | ワーク

企業に勤める時の雇用形態の1つである「契約社員」
企業に直接雇用されるという点では正社員と同じですが、”働き方”や”待遇”など正社員と異なる点がいくつかあります。

この記事では契約社員についての解説や、働く上でのメリット・デメリットを紹介します。契約社員という働き方に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

契約社員とは?

契約社員とは、「有期労働契約を結んだ社員」のことです。
働ける期間に定めがあり、”最長でも3年”と労働基準法で定められています。

雇用期間は企業との契約時に決まり、雇用期間を過ぎると“更新”か“退職”のどちらかとなります。更新する場合は、企業と契約社員の双方の合意のもと契約更新が可能ですが、希望が通らず契約更新に至らないケースもあります。
企業によっては「正社員登用制度」という制度があり、契約社員から正社員になれる可能性がありますよ。

契約社員の待遇面について

契約社員は、賞与や退職金が支給されない場合が多い傾向です。
さらに、適用される企業の福利厚生には制限があるので、正社員と比べ待遇の面でも劣るかもしれません。

しかし給与に関しては、正社員と同様の業務を行う時に不合理な待遇の差がなく働けるようになっています。なぜなら、2018年の働き方改革関連法の成立に伴い「同一労働同一賃金」が導入されたからです。

また契約期間や労働時間条件を満たすので、社会保険の加入や有給休暇の取得は行うことができます。

契約社員として働くメリット

正社員よりも入社できる確率が上がる

正社員として入社しづらい企業であっても、契約社員では採用条件が緩和されている可能性があります。希望している企業に入社して、経験を積みたい人にとっては良き選択肢の一つとなるでしょう。
また、勤めている企業に「正社員登用制度」があれば、正社員になる道があるかもしれません。制度があるかどうかは、企業によりますのであらかじめ面接などで確認しておくことをおすすめします。

 

働いている人の中には、”長く勤めたいけど、正社員登用制度の制度がなかった……”という方もいるかもしれません。その場合は、「無期限雇用」という期間の定めがない労働契約を結ぶことを目指しましょう。
労働契約法によると、同じ会社に通算5年を超えて継続雇用した場合、労働者は無期雇用に転換を希望する権利を得られます。労働者が申し入れした場合は、会社は無期の労働契約に切り替えるよう定められているのです。

自分の専門性やスキルを活かせる

契約社員は契約ごとに職務内容が異なるため、自分の専門性やスキルが合う場で活かして働くことが可能です。また、未経験の業種にチャレンジするための、足がかりや準備期間にする方法もあります。

期間が決まっていることで、自分の目的や目標に合わせて様々な企業で経験が積めることもメリットの1つです。

ワークライフバランスの実現がしやすい

正社員に比べると、残業が少ない傾向にある契約社員。
ワークライフバランスを保ちやすく、プライベートや家族の時間も大切できる働き方がしやすいことがメリットとしてあげられます。
また、副業が認められている会社もあり、スキルの幅を伸ばす機会を作ることができるでしょう。

契約社員として働くデメリット

雇用が安定しない

「長期的に働くことが難しいこと」は、最大の特徴でありデメリットともとれることができます。同じ会社で長く勤務したい方には、向いていない雇用形態と言えるでしょう。

しかし、契約期間が決まっていることで、複雑な人間関係が長く続かないというメリットがあります。また、正社員は異動や転勤があるところもありますが、原則勤務地が変わらないという良さも活かしたいですね。

昇給や昇進の機会が少ない

契約期間や職務内容が限定されているため、昇給や昇進の機会が少ないことがデメリットとしてあげられます。契約内容を変えてほしい時は、契約更新時に条件を見直してもらうよう交渉することは可能です。

重責な仕事が少ない

決められた業務範囲の仕事のため、業務内容に満足できない場面もあるかもしれません。

契約ごとに業務内容が決められているので、自分の目的にあった経験が積めるような企業と契約することが大切です。

企業が契約社員を必要とする理由


人員の調節がしやすい

契約社員は必要な期間だけ雇うことができるので、「一時的に人が足りない」という場面で、人員の調節がしやすいというメリットがあります。
一時的に人が足りない時は、例えば「繁忙期」「正社員の産休・育児休暇」などがあげられます。

人件費を抑えられる

契約社員には賞与や退職金がないことが多いため、正社員に比べ人件費がかかりません。
また、雇う期間もあらかじめ決まっているため”必要な時に応じて”雇用することができるので、人件費を抑えられるでしょう。

企業に合う優秀な人材を見つけやすい

契約期間が決まっている契約社員ですが、「正社員登用制度」があり、双方の同意があれば正社員として働き続けてもらうことが可能です。
企業のニーズに合った優秀な人材として、正社員の採用することでミスマッチも防ぐことが出来ます。

まとめ

契約社員の詳細や、働く上でのメリットとデメリットを解説しました。

正社員に比べると、待遇が劣ったり雇用が不安定だったりとデメリットはある契約社員。しかし、働きはじめやすい点や、スキルや経験を積める点ではおすすめの働き方と言えるでしょう。
”期間が決まっている”という特徴を生かして、自分に合ったキャリアアップに繋がるような選択ができると良いですね。