2022.11.18
転職が多くて履歴書に書ききれない!6つの対処法を紹介
履歴書を書く時に、「転職経験が多くて職歴が書ききれない……」と悩んだ経験はありませんか?
派遣や契約社員で短期間の勤務を繰り返した方も、職歴欄が足りず全て書ききれないことがあるでしょう。
履歴書は転職活動で使う大事な書類なので、正しい記入方法を知りたいですよね!
この記事では、履歴書の職歴に書ききれない時に使える6つの対処法をご紹介します。
具体的な記入例も記載していますので、職歴が多い方はぜひ参考にしてみてくださいね。
職歴は原則省略せず記入する必要がある
原則、履歴書の職歴は省略せずすべて記載する必要があります。
故意に、省略した場合は経歴詐称を疑われる可能性がありますので気をつけましょう。
また、面接時に経歴を省いたことが分からなくても、入社後の年金や年末調整などの手続きで気づかれてしまうかもしれません。会社への印象が悪くなるだけでなく、最悪の場合は採用取り消しになることもあります。
職歴が多いと感じている人は、一度すべて書き出して欄に入りきるかどうかを確認してみることをおすすめします。
職歴が書ききれない時の6つの対処法
6つの対処法は下記の通りです。順番に見ていきましょう!
- 学歴を省略する
- 「現在に至る」「以上」を同じ行に記載する
- 入社と退職を同じ行に記載する
- 職務経歴書を活用する
- パートやアルバイトの職歴は省略する
- 職歴欄が大きい履歴書を選ぶ
1.学歴を省略する
一般的には義務教育終了年の中学校卒業から記入しますが、職歴が書ききれない場合は義務教育の学歴を省略することができます。
中学校までの学歴を省略する場合は、高等学校入学以降から記入しましょう。
2.「現在に至る」「以上」を同じ行に記載する
一般的には、職歴の最後に左寄せで「現在に至る」、その一行下に右寄せで「以上」と記入します。
しかし、行が足りない場合は、「現在に至る」と「以上」を同じ行にまとめることができます。
3.入社と退職を同じ行に記載する
「入社」と「退職」はそれぞれ1行ずつに記入することが一般的です。
しかし、行が足りない場合は下記のように入社と退職を同じ行にまとめて記入しましょう。
平成30年 4月 株式会社○○入社
令和2年 3月 一身上の都合により退職
↓
平成30年 4月 株式会社○○ 入社(令和2年 3月 一身上の都合により退職)
所属部署・業務内容は省略しても問題ありませんが、どんなにスペースが足りなくても会社名は必ず正式名称で記入する必要があります。
会社名は、下記のように記入しましょう。
- (株)○○→株式会社○○
- (有)△△→有限会社△△
4.職務経歴書を活用する
1~3の対処法でも履歴書に書ききれない場合は、職務経歴書を利用しましょう。
履歴書の職歴には、「直近の3社程度」もしくは「応募先の業種に関連した職歴」を優先的に記入します。
他の経歴は主要部分をまとめ、履歴書の職歴の最後に「詳細は職務経歴書をご参照ください」と記載します。
平成25年4月 株式会社○○ 入社(平成30年3月 一身上の都合により退職)
平成30年4月 株式会社△△ 入社(令和2年3月 一身上の都合により退職)
令和2年4月 株式会社□□ 入社
現在に至る
※大学卒業後、〇年△月までソフトウェア業界でプログラマーとして3社経験。詳細は職務経歴書をご参照ください。
職務経歴書上には、履歴書と同じフォーマットで職歴を順に並べて書くと分かりやすいでしょう。
5.パートやアルバイトの職歴は省略する
パートやアルバイトの職歴は省略しても問題はありません。
もしくは、下記のように職業ごとにまとめて記載する方法もあります。
もしも、応募先で活かせる経験の場合は積極的に書くと良いでしょう。
6.職歴欄が大きい履歴書を選ぶ
職歴が書ききれない場合は、職歴欄が多い履歴書を選ぶこともおすすめです。
履歴書によっては、右側にも職歴欄が続いているものありますので、書店や文房具店、ネットショップなどで探してみましょう。
また、市販のものではなくインターネットで検索できる「履歴書テンプレート」を利用することもおすすめです。
パソコンで編集できるため、自分に合わせた履歴書を作ることができます。編集する時は、全体のバランスを考えて見栄えが悪くならないように気をつけましょう。
まとめ
この記事では、履歴書の職歴に書ききれない時に使える6つの対処法をご紹介しました。
職歴欄の数行が足りない人は、義務教育の学歴を省略したり、経歴をまとめて記入したりしましょう。さらに、行が足りない人は履歴書と職務経歴書をセットにして職歴を伝える工夫をすることがおすすめです。
全ての職歴を記載することは大切ですが、文字が小さくなったり詰め込んだりしては相手に正しい情報が伝えられないかもしれません。
見やすさを損なわないような履歴書を作成できると良いでしょう。