ビジネス用語とは、ビジネスシーンで使われる言葉のことです。

ビジネス用語には、横文字や略称がよく使われているため、聞きなれない言葉が多いです。

ビジネス用語は種類が多いので覚えることが難しく感じますが、知っておくことで相手とのコミュニケーションがスムーズになります。

この記事では、実際にビジネスシーンで使われる用語を17個ご紹介します。イメージをしやすいように、例文もありますのでぜひお役立てください。

ビジネスシーンでよく使われる用語17選

＊アサイン
「割り当てる」「選任する」という意味です。
ビジネスシーンでは、人材に業務を割り当てるような意味合いで使われます。
　例文「このプロジェクトにアサインされました。」

＊アジェンダ
「予定表」「議事日程」という意味です。
ビジネスシーンでは、やるべきプランという意味を含みます。
　例文「会議のアジェンダを共有します。」

＊エビデンス
「証拠」「物証」という意味です。
ビジネスシーンで主張する時には、証拠や物証をセットで提示することで、より信憑性を高めることができます。
　例文「このデータのエビデンスはこちらです。」
　　　「エビデンスを残すためにメールを保存する。」

＊イニシャルコスト
「初期コスト」「初期投資」という意味です。
例文「この計画では、イニシャルコストがかかりすぎる。」

＊ランニングコスト
「運用費」「維持費」という意味で使われます。
維持費とは継続してかかるお金ことで、人件費や設備費も含まれます。
　例文「このサービスのランニングコストは、どのくらいかかりますか？」

＊コンバージョン
マーケティング業界で使われることが多く、CVと略されることもあります。
「サイト内で、どれだけの成果を獲得しているか」という意味で使われます。成果の内容は、サイト運営者によって変わります。成果地点は、会員登録の場合もあれば、商品購入の場合もあります。
　例文「適切なコンバージョンを設定することで売上アップが望める。」

＊コンプライアンス
「法令遵守」を意味する言葉です。
コンプライアンスを守ることは、会社の信頼を得ることにも繋がりますので、会社を運営するためには欠かせないものです。
コンプライアンスは法律などのルールはもちろん、道徳観・倫理観などを守ることも含まれます。
　例文「会社にとって、コンプライアンス意識を持つことは重要だ。」

＊ダイバーシティ
「多様性」という意味です。
ビジネスシーンでは、年齢・性別・国籍・宗教など多様な人材が活躍出来るような取り組みが積極的に行われています。グローバル化が進む中で、ダイバーシティは重要な考え方です。
　例文「ダイバーシティを意識した採用をしていく。」

＊ナレッジ
「知識」「認識」「情報」という意味です。
ビジネスシーンでは、企業にとって付加価値のある情報を意味します。付加価値のある情報とは、経験や事例なども含みます。
　例文「このプロジェクトでのナレッジは、次の仕事にいかせるはずだ。」

＊BtoB
「企業と企業との間で取り交わされる取引」という意味で、Business to Businessの略称です。
　例文「現在、開発しているサービスは、BtoB向けである。」

＊BtoC
「企業と消費者との間で取り交わされる取引」という意味で、Business to Consumerの略称です。
　例文「BtoCの商品を作るためには、消費者の声を調査することが大切だ。」

＊ブラッシュアップ
「磨き」「磨き直し」という意味です。
ビジネスシーンでは、スキル向上をする時や、案や資料を改良する時に使われます。
　例文「資料をブラッシュアップしたことで、より分かりやすいものになった。」

＊ベクトル
「方向」という意味です。
ビジネスシーンでは、考え方や進路という意味で使われます。
　例文「新しいチームのベクトルを合わせて、プロジェクトを成功させたい。」

＊マージン
「差」「利益」「余白」という意味です。
ビジネスシーンでは、「利益」と言う意味で使われることが多いです。
しかし、業界によっては下記のように使い方が変わります。

業界によって使われ方が変わる単語なので、注意が必要です。

＊リソース
「資源」「供給源」「物資」「財源」「資産」などの意味を持つ英単語です。
ビジネスシーンでは、仕事をする上で必要な人や物などの資源全般を指します。資源の中には、お金・情報も含みます。
　例文「リソース不足で、今週までに予定していた業務が終わらない。」

＊リテラシー
ビジネスシーンでは、「理解する力や活用能力」のことを示します。
リテラシーという英単語は、読み書きの能力という意味を持ちます。
　例文「組織の中で、情報リテラシーの向上が求められている。」

＊ワークフロー
「業務の流れ」を意味します。
また、仕事の流れを図式化したものも含みます。
　例文「業務のワークフローを資料にまとめる。」

まとめ
ビジネス用語を知っていると、相手の言葉も理解しやすくなります。
また、用語を使って説明できるので効率よく業務を進めることが出来るでしょう。
しかし、あまりに多用し過ぎると内容が分かりにくくなってしまうこともあります。シーンに合わせて上手に使ってくださいね。